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トニー賞を逃した渡辺謙の足跡 

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米ニューヨークのブロードウェーでミュージカル「王様と私」に主演中の渡辺謙(55)が以前取材に応じ作品への思いや心境を語った。
渡辺謙.jpeg

<引用元>


この日「全米芸術の聖地」と言われるリンカーンセンターのビビアンビューモント劇場は、約1000の客席は満員。

王様役の渡辺謙は威厳たっぷりの存在感で劇場を独り占めした。

また、コミカルな英語のセリフで笑いを起こすなど、力強い歌声で拍手を浴びた

そして、最大の見せ場は女優のケリー・オハラとのダンスのシーンだった

ダイナミックなステップで「ブラボー!」の大歓声を受けてのカーテンコールは総立ちの拍手となる。

渡辺謙は終演後「俳優としてこんなに鍛えられることはない」と充実感にあふれた表情で語った。
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ミュージカルは初挑戦で、尚かつ海外の舞台に出演するのも初めてなので、目の肥えた米国人観客が見守る中で、歌やダンスそして、英語のセリフと格闘するなど「想像以上のハードルの高さだった」と振り返った。

またこんな事も洩らしている

 3月12日に始まったプレビュー公演の半ばで「荷物をまとめて日本に帰ろうか」と思うほど自身喪失したが、オハラら共演者からの激励の手紙をもらい奮起したと語っている。

 4月16日の本公演の初日は38度の熱がでる中、点滴を受けて舞台に立ったと。

一方辛口な現地紙からは英語の発音への不安も指摘され、渡辺謙は「ネーティブの発音は求められてない」と気にしなかったが、「芝居の雰囲気を大切にしながら、言葉の意味をどう伝えるか。その精度は上げた」と努力も怠らなかった。

そして選ばれたトニー賞候補に「共演者、スタッフへの感謝を実感している」と語った。

また同作は9部門にノミネートされているので手応えを感じている。

トニー賞受賞式では候補者らによるショーが恒例になっていて、当日は舞台上でオハラとダンスを披露すると「喜びよりプレッシャーの方が大きい」と苦笑いした。

この様に渡辺謙さんは色々なプレッシャーと戦いながら、また、まわりの方たちの応援をうけてのチャレンジでしたので誠に残念ですが、これからも期待してます。


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